【別府競輪(ナイター)FⅠ】阿部将大が地元で執念の走り「別人みたい」後輩も恐れる運行で2着死守
阿部将大(28)=大分・117期=が気合のこもった走りを見せた。準決12Rは前受けから突っ張り先行。打鐘過ぎに内を開け過ぎたことで自身の後位が競りとなってしまい、後方に構えていた中近勢が好展開になった。志田龍星には捲られはしたが、志田マークの松村友和を懸命にブロックして2着に粘った。
地元のエースの鬼気迫る走りに後輩らも驚いた。中継を見ていた長松空吾は「阿部さんは普段は優しいのに…。レースになると別人みたい」と目を丸くした。
「暴れちゃいましたね(笑)。最近の中では動けている。突っ張り先行で2着に残れている。記憶にないですね」。昨年後半は度重なる体調不良で調子を落としていたが、徐々に本調子を取り戻しつつある。最終日の決勝12Rも強気の走りで初笑いを狙う。