競輪

【小倉競輪(ナイター)FⅡ】代謝争いを乗り切った千原洋晋「正直、もう駄目だと思っていた」

【記者コラム・森川和也の追走一杯】

 先月は期末の恒例ともいえるA級3班の「代謝争い」が各地で繰り広げられた。千原洋晋(48)=和歌山・78期=は、その激戦を何とか勝ち抜いて選手生命をつないだ。


 昨年11月終了時の成績では、点数ボーダーよりもかなり下。「昨年8月に体調を崩して、2カ月くらい力が入らなかった。焦ったというよりも正直、もう駄目だと思っていた」と諦めそうになった。

 しかし12月初戦の地元和歌山で大ヒット(2、3、1着)を飛ばすと、続く小松島、岐阜と着実に加点して下位30人の首切りを免れた。「地元で連日、番手を回れたのが大きかった。あのおかげですね」と一気に流れが変わった3日間を振り返っていた。▼5Rは小西誠也が「自分でやる」ため、千原は単騎で自力戦。藤井優希ライン3番手の安藤雄一が調子を崩しているだけに、タイミングよく仕掛けられれば3着争いに食い込める。2=4―7。


 ▼12R(吉川嘉斗)仲のいい大先輩の紫原政文に「自力自在にやってみれば」と言われ、「そうします」と即断。佐藤竜太ラインの3番手で脚をためられればアタマまで。1―234―2346。
 

先月地元戦の好走を契機に代謝を免れた千原洋晋

 

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