競輪

【久留米競輪(ナイター)FⅡ】忘却のかなたにあった白星をつかんだ広島勢

【記者コラム・深堀慎一郎の興味慎々】
 チャレンジも1、2班戦も、広島支部勢が忘却のかなたにあった白星を新年からつかんでみせた。

 まず1Rで、沖本尚織(45)=87期=が番手絶好の展開をものにして1着。「いつ以来の1着か記憶にありません」。それもそのはず。2023年4月以来だから1年9カ月ぶり。病気やけがが何度もあったが、ようやく訪れたうれしい瞬間だ。

 そして10Rでは才迫勇馬(35)=95期=が快スピードの捲りを放って1着。「予選の1着なんていつぶりだろう」。24年9月以来なので4カ月ぶり。そんなに古い話でもないが、この5場所で初日7着が4回。負けが込んで、記憶から吹き飛んでしまったのだろう。

 才迫は「ウエートトレを始めて1カ月ぐらい。今回は前検から体が軽いし、肉体改造の成果が出ているのかも」。元々はS級にも在籍した素質の持ち主。いよいよ復調の時が来たのかもしれない。

 ▼2R 同じ広島の甲斐下智も、2023年12月以来となる久々の勝利が懸かる。2-7-154。

 ▼10R 才迫は決勝入りなら24年3月以来。今の状態なら6番車だからといって軽視はできない。7-6-全。

それぞれの「久々」を喜んだ沖本尚織と才迫勇馬
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