【久留米競輪(ナイター)FⅡ】地元の中村翔平がチャレンジ決勝で「先輩の意地を見せたい」
【記者コラム・深堀慎一郎の興味慎々】
新人125期の船山真生(20)=愛媛=と弓矢輪太郎(20)=三重=が、順当に連勝で駒を進めた。完全Vを懸けて戦う若い2人の対決に注目が集まるが、完全Vの権利を持つ選手はもう一人いる。2人より選手として4年先輩の地元の中村翔平(31)=福岡・117期=だ。
自力でも戦える脚を持つ中村だが、連日、九州の新人125期に前を任せ、番手回りでの連勝劇。その新人を決勝に残すことができず、「自分に番手選手としての技術が足りない。一つ一つ覚えていかないと…」と反省の弁がまず口を突いたが、状態に関しては「問題ない。調子はいいです。自転車を調整して、それも感じが良かった」と手応えをアピールした。
新人2人を相手にすることが決まって「先輩の意地を見せたい」。地元としての意地も見せてもらおう。チャレンジ決勝の▼11Rは、逃げる岡崎ラインを追いながら仕掛けるか、船山を俊敏に追ってVを目指す。1-43-4362。
▼8R ライン3車の近畿勢が主導権取りなら、番手を回る実力者布居が、その好展開は逃さない。4-37-375。