【熊本競輪・FⅠ矢村正杯】前回パンクで発走直後にレース終了の武藤篤弘が名誉挽回へ
【記者コラム・野口雅洋の「1000円勝負」】
武藤篤弘が名誉挽回を目指す。年末の佐世保レインボーカップでS級特昇を果たし、その次はいきなり年始のGⅢ和歌山記念を走った。「一発目が記念だったせいか、むしろ緊張もなかった」と力は出せた、はずだった。
だが最終日にアクシデント。発走後、25メートル線を越えたところでスローダウンし、右手を挙げた。「パンクしました。パーンじゃなくて、ピシューンという感じ」。25メートル線の手前で手を挙げれば再発走となるが、残念ながら間に合わずに車体故障で棄権となった。
「まずは、買ってくれていたお客さんにはおわびしたい。Sでゆっくり出たこともあって、ネットには『最初からパンクしてたんじゃないのか』と書き込みがあったんですが、本当に25メートル線を超えてからパンクしたんですよ」と弁明。「今回はしっかり走ります」。今度は買っても大丈夫と言わんばかりだった。
▼8R(武藤篤弘) 河合佑弥を目標に名誉挽回の差し。5―3=全。
▼6R(高木佑真) 藤田まりあと大久保花梨の一騎打ちの様相だが、1枠をもらった高木を狙う。「熊本は最初に走ったときにすごく走りやすかった」。1―357―3457、1―3―6。
