【熊本競輪・FⅠ矢村正杯】ヤンググランプリを走った大川剛が同期を目標に気持ち新た

【記者コラム・野口雅洋の「1000円勝負」】
初日9R、大川剛が白星発進した。鐘前まで中国3車にフタをされていたが、打鐘前に中国勢が上がると素早く反応。打鐘から踏み上げて、畝木を叩いた。
初連係した番手の海老根恵太は「行けるかどうか分からなくて」と半信半疑だったが、「強かった。もっと信頼しないとだめですね」。仕掛けるべきところで仕掛けることで、徐々に信頼を得ていくはずだ。
本人も「叩けるかどうか分からなかった。行けてよかった」。だが押し切りにも笑顔ははない。
昨年末のヤンググランプリに出場。「本当なら自分が(中野)慎詞の前で走りたかった。でもその力がないし、実際に同期と走ってみて力の差を強く感じた」。121期の9人で戦われたレースを振り返った。
「今のままじゃ勝てない。それからは、もっと練習を頑張らないと、と感じて頑張っています」。中能登ともに北日本を代表する先行選手を目指す。
▼11R(大川剛) 好調の末木とワンツーへ。7ー3―全。
▼6R(高本美穂) 「地元戦は3度目だし、今度こそは決勝に乗りたい」。1番車をもらって確定板入りへ。367―1―367、36―367―1。