【熊本競輪(モーニング)FⅡ】年始に練習仲間がブレイクした野崎将史「自分だけ取り残されずによかった」
【記者コラム・森川和也の追走一杯】
今年7月にデビュー10年目へ突入する野崎将史(38)=岡山・109期=が、初のS級点獲得へロケットスタートを切った。今期初戦の名古屋で予選スタートから3連勝を飾ると、前回の京王閣は予選1着、準決1着、決勝2着。現在のところ今期成績が95.66点で「周りからはレインボーカップを狙えって言われてます」と照れ笑いを浮かべる。
年始は練習グループが絶好調だった。兄弟子の石坂永伍が別府で8場所ぶりの優出を果たすと、石坂の弟子の滝本泰行が4日制の岸和田で3勝(1、1、6、1着)。さらには野崎の弟子の三木健正が取手でA2への特別昇班を決めて、師匠の内藤敦が高知で準V。グループの中で今年初出走が最も遅かった野崎は、その流れを最大限にもらえたのか完全優勝と準優勝で「自分だけ取り残されずに良かった」と胸をなで下ろしていた。▼特選7Rは前期S級の富武大マークで悪くない位置。6―3=127。
▼4R(藤木裕)中部ラインの3番手を選択せずに「自分でやる」。前回小倉は初日に4番手捲りを決めるなど2、2、7着と活躍しただけに侮れない。1=4―35、1―7―4。