競輪

【熊本競輪(モーニング)FⅡ】逃げゼロ、捲り10回の徹底捲り・藤岡徹也が突っ張り先行で快勝「1個ついたら2個目も」

昨年8月以来に逃げの決まり手を記録した藤岡徹也

 予選5Rは徹底捲りタイプの藤岡徹也(36)=兵庫・121期=が、前々期S級の谷元奎心を相手に逃げ切り。初日の連勝を「6」に伸ばした。

 直近4カ月の決まり手は逃げ「0」、捲り「10」と極端で、2分戦のこのレースも、前受けから一度突っ張った後は「谷元君が早めに来れば出させて」という作戦だった。ところが打鐘を過ぎても後方からの仕掛けはなく、「もう行かなアカン」と腹をくくって先行勝負。「最終ホームでビジョンを見ながら、実質的に踏んだのは1コーナーから」という完全なペース逃げで、番手の薮謙治を振り切った。

 「逃げ」が記録されたのは昨年8月の西武園以来で、予選に限定すれば同3月の平塚までさかのぼる。「相手次第だし、絶対に逃げないというわけじゃないんですけどね。何でもやれるレースを目指しているし、逃げの決まり手が1個ついたら2個目も(笑)」。ロード選手から、自転車ショップの店長を経て、競輪界に飛び込んだ異色の36歳は上機嫌だった。

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