【熊本競輪(モーニング)FⅡ】123期の岡崎陸登が弟のフレームに換えて4場所ぶりの予選1着
【記者コラム・森川和也の追走一杯】
モーニングの開幕戦は岡崎陸登(27)=愛媛・123期=がマイペース先行で制し、4場所ぶりの予選1着を手にした。モーニング開催は昨年9月の立川(1、7、2着)以来でしかも1R。「体が起きていなくてきつかった」が、すんなりのペース先行と絶好の展開で「踏み直しもできました」と笑顔を見せた。
今回から弟のフレームを換えて、ギアを1枚上げた。「5回目の試験に落ちて乗らなくなったから、もったいので。4回目は2次まで行ったけど、最後の試験の今回は1次で駄目だった。でも気持ち的にはスッキリしたみたい」。受験回数の制限で弟はプロの道を断念。その思いを乗せたフレームで、兄はもっと上を目指す。▼準決5Rは前期S級の石口慶多を相手にするが、番手は絶好調の野崎将史で仕事も期待できる。2、3着に踏ん張って、3―4=157。
▼1R(藤野貴章)初日は5着敗退も「自分で捲りに行けばよかった」と言うほど状態はいい。山原利秀に任されたここは位置取りはもちろん、タテ攻撃も交えた総力戦で首位争いに加わる。3―127―127。