【小倉競輪（ミッドナイト）FⅡ】デキ上々の伊藤慶太郎は単騎戦でも「見せ場をつくる気持ちで」と腹をくくる

　最終日9R決勝は、関東唯一の勝ち上がりで単騎戦になった伊藤慶太郎（31）＝埼玉・107期＝が、状態の良さを武器に立ち向かう。前回後に変えたセッティングが見事にマッチして、初日特選から逃げ切り連発で優出に成功。デキは7人の中で一番といえるだろう。

　とはいえ決勝は一人ぼっちの戦い。「単騎の経験は少ないので…」と一瞬だけ自信なさげにしたが、「考え過ぎても、変に構えても駄目。だから単騎で見せ場をつくる気持ちで走ればいいと思います」と腹をくくった表情を見せた。

　初日特選は中団から内をすくっての先行で、小原丈一郎を後方に置いて逃げ切っている。今回のデキを信じて、「その時々の流れに応じて、力を出し切れば」最高の結果が待っているかもしれない。