【久留米競輪(ナイター)FⅠ戸上守杯】宮崎大空 熊本3車の番手からS級初Vを目指す
【記者コラム・野口雅洋の「1000円勝負」】
準決11R、九州3車の番手を回った宮崎大空(みやざき・つばさ、25歳)=熊本・115期=が、九州の先頭を務めた岩谷拓磨の豪快カマシを好追。後位の中川誠一郎に差されながらも2着に入って決勝に進んだ。
かなり疲れた様子で報道陣の前に姿を現した。あまりのきつさにレース後、嘔吐(おうと)したと言い、「本当にきつかった。必死だった。離れそうになったけど、最終BSでは余裕があるジェスチャーをしていました。ちょっと車間を切って、『来たら止めてやるぞ』というふりはできた」とニヤリ。
まだS級Vはない。「準決2着で吐くほどきついのはコスパが悪い。でも優勝なら、何回吐いてでも」と気合満点だ。
A級に落ちていた昨年9月、自在型から自力型に戻して、ここ久留米で3場所連続完全Vを達成して特昇。力をつけた宮崎が、なりふり構わずS級初Vを目指す。
▼12R(宮崎大空) 山口拳矢を後方に置ければチャンスあり。松本秀之介の後位から抜け出して、山口や中川誠一郎とのV争いを制す。6-24-2347、6-2-15、6-3=7。
▼8R(尾形鉄馬) 初日は阿部拓真の捲り追い込みを見事に逆転。状態はいいはずだ。5-2=全。
