【別府競輪(モーニング)FⅡ】昨年は左鎖骨3度骨折の會澤龍は3人の娘のために「S級に戻る」
【記者コラム・野口雅洋の「1000円勝負」】
會澤龍(35)=宮城・105期・A1=が、S級復活を誓った。初日2Rで今年4勝目。単騎戦になった準決勝では、展開が向かずに決勝には進めなかった。
だが敗退にも表情は暗くない。「昨年のことを思えば、今年はすごくいいスタートが切れている。左の鎖骨を3回折りましたから。治りかけて、また折っての繰り返しでした」と厳しい一年を乗り越えたからだ。
S級は2022年に1年間走ったのが最後。「賞金が上がってきたし、せっかくならS級で稼ぎたい。6歳、5歳、1歳と女の子が3人いるんですよ。洋服代を貯金しておきたいんです」と、目の中に入れても痛くない娘たちのためにも目標を掲げる。
「モーニング競輪は嫌いじゃないんです。毎朝5時半に娘たちに起こされていますから」。S級点まで上げるためには敗者戦での着順も重要。パパは最後まで頑張る。
▼4R(會澤龍) 高谷も先行タイプ。主導権を取れれば會澤が別線を止めながら台頭。7-235-1235、7-6-1。
▼5R(佐藤亜貴子) 逃げの決まり手を持っている。渋滞する後位を尻目に逃げ込みを図る。6=7-2345、6-4-37。
