【競輪】北津留翼を小倉決勝レース前に表彰 昨年6月に通算500勝達成

小倉競輪のFⅠ「スーパーナイター濱田賞」は2日の最終日5R発売中、昨年6月3日(玉野FⅠ初日)に通算500勝を達成した地元の北津留翼(39)=福岡・90期=の記念表彰式が行われた。
S級12R決勝を控える中、バンクに登場した北津留はデビューからこれまでの思い出のレースを「一番最初に決勝に乗った競輪祭(2009年。9、1、1、決勝7着)をよく覚えています」と振り返ると、その後の囲み取材では、思い出の1勝を「最初に記念を取った(2007年の)小松島記念ですね。小野俊之さんがゴール前でお尻を押してくれました」と回想した。とはいえ選手としてはまだ道半ば。次の目標には「(586勝で引退した)吉岡稔真さんの記録を超えられるように頑張りたいですね」と、競輪発祥の地・小倉が生んだレジェンドレーサーの名前を挙げた。
来月には娘・千羽が128回生の厳しい訓練を終え、我が家に帰ってくる予定。父として、先輩選手としてアドバイスを送ることになるが「女子はスピードがあればいいのかなと思うし、いろいろと試しながら、勉強しながら」と試行錯誤を重ねつつ二人三脚で強さを追求していく。
式典後には、ドーム4階メインスタンドの特設ブースで先着200人に記念オリジナル日本酒が配布された。
◆通算500勝 JKAが定める1983年4月1日が初日以降のレースで500勝を達成したのは北津留で52人目(ガールズを除く)。九州内では8人目で、達成順に吉岡稔真(福岡=引退)、野口悦宏(熊本=引退)、加倉正義(福岡)、倉岡慎太郎(熊本)、重一徳(鹿児島)、荒井崇博(佐賀)、中川誠一郎(熊本)、北津留。
