【久留米競輪(ナイター)FⅡ】芳野匠は2車単1.0倍のオッズを「3度見した。違う違うって」
【記者コラム・野口雅洋の「1000円勝負」】
初日7Rの選手紹介を終えて控室に戻った1番車の芳野匠(39)=愛媛・93期・A1=は、自分の目を疑った。「2車単オッズの1―5が、1.0倍だったんですよ」。点数最上位は自力型の7番車・本多哲也。締め切りまで20分近くあるとはいえ、かなり偏った投票があったと思われる。
「2度見、いや3度見しました。違う、それは違うって、絶対おかしいって」。最終的には3.0倍に落ち着いたものの、1番人気は変わらなかった。
「松下君(5番車)が突っ張り先行で頑張ってくれたおかげ。残したかったけど、本多君の捲りのスピードが良くて止めるのは無理だった。止めに行ったら落車しちゃいます」。人気には応えられなかったが、2着で勝ち上がった。
準決は徹底先行の野見泰要の3番手。昨年10月以来の決勝へと追い込む。
▼12R(芳野匠) 野見が小柳らに抵抗できれば3番手からの追い込みで決勝へ。345BOX、5―3=17。
▼11R(長松大祐) 「以前中止になっていた新人訓練が先日行われて、同期との再会が刺激になった」。S級への意欲が高まっており、抽選での勝ち上がりを生かして捲りを決める。3―125―1257、3―5―7。
