【熊本競輪(モーニング)FⅡ】中村美千隆「引いてくれないなら仕方ない」若手とバチバチやる覚悟は自力型のお手本
【記者コラム・森川和也の追走一杯】
これぞ自力タイプのお手本だ。2021年後期以来のチャレンジ落ちとなった中村美千隆(48)=兵庫・80期=だが、直近4カ月でバック15回と活発に攻めている。前回平塚の予選はバックこそ付いていないが、赤板からもがき合った125期の川越宏臣を7着に沈め、自身は5着で準決に進出した。「新人いじめ? 僕がいじめられているんですよ。若手は勝つ競走をするんだから、普通は後ろに下げるでしょう。引いてくれないなら仕方ない。一緒に倒れようかって(笑)」。ベテランの覚悟はすさまじい。
中村といえば、1999年の寬仁親王牌でGⅠ初出場初優出(3、1、2、決勝9着)を決めた新時代の旗手だった。記念は2度優勝。タイトルには届かなかったが、デビューから自力を貫くいちずな男。古性優作のような何でもできるタイプが現在の主流だが、ミッチーのような職人気質的な存在も忘れてはならない。
▼3R(ラモスレオ)大本命の藤井將は「自在主体」で、あまり逃げたくない様子。バック数を10回まで増やしたラモスがうまく駆けて2、3着に粘るシーンも考えられるか。7-6=124。
▼7R(野寺楓)前々回の立川は2、5着で優出ならずと不運だったが、状態は準Vだった4場所前の名古屋から大きく変わっていない。小林優香を巡る連下探しならチャンス十分で、7-6=245。