競輪

【熊本競輪・FⅠ松本秀人杯】段ボール営業から転身の栗山和樹はS級初戦で快走、自らに合格点

 栗山和樹(27)=岐阜・125期・S2=がS級初戦を戦い終えた。初日8R、鐘3半カマシで主導権を奪取。ゴール前で番手の栗山俊介に差されはしたが、2着で準決にコマを進めた。

 「ラインでワンツーできて安心した。S級はA級とスピードが違う。地道に力をつけていくしかない。自己採点は70~80点くらいです」と、ひとまず合格点の走り。熊本初登場で、詰めかけたファンに名前を売った。

 岐南工高、朝日大と、岐阜の自転車競技名門校で活躍。だが大学卒業後は「自転車競技をやりきった」と、段ボールメーカーに営業職として就職。2年間働いた。だがコロナ禍で満足に営業活動ができなかったことで仕事がおもしろくないと感じ、競輪選手を目指した。

 「師匠みたいに自力で長く戦える選手になりたい」と、松岡篤哉が目標だ。先行でも捲りでも、落ち着いて仕掛けどころを判断できるのは師匠譲り。準決も力を出し切って、初のS級戦での決勝進出を目指す。

 

S級初戦で好走した栗山和樹

 

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