競輪

【競輪】北井佑季がドーピング違反 検査で禁止薬物検出、表彰選手からも除外

昨年12月30日、静岡での「KEIRINグランプリ2024」を9着で走り終えて報道陣に対応する北井佑季

 JKAは20日、北井佑季(35)=神奈川・119期・SS=を、ドーピング違反と認定したと発表した。北井はKEIRINグランプリ2024の出走前日にドーピング検査を受け、禁止薬物である蛋白同化男性化ステロイド薬「メタンジエノン」の代謝物が検出された。

 北井は今年、1月の立川記念と大宮記念に出場したが、検査結果を受けてあっせん保留の措置が取られている。今後、あっせん規制委員会が開かれ、処遇が決まる。JKAは、この件における決定事項について追って発表するとした。

 北井は昨年6月の高松宮記念杯でGⅠを初優勝。今年1月22日に発表された2024年の競輪表彰選手(表彰式2月26日)の特別敢闘選手賞に選出されていたが、除外となった。

 JKAの木戸寛会長「トップ選手から禁止薬物が検出されましたのは誠に遺憾であり、お客さま、競輪関係者の皆さまにご迷惑とご心配をおかけする事態となりましたことをおわび申し上げます。今後も皆さまのご信頼に応えるべく、選手への啓発を行い、再発防止に向け業界をあげて、アンチ・ドーピングに取り組んで参ります」

 日本競輪選手会の安田光義理事長「このたび、本会会員がドーピング検査において禁止薬物が検出されましたことを重く受け止めております。このような事態が生じたことは大変遺憾であり、お客さまをはじめ、関係者の皆さまには多大なご迷惑とご心配をおかけしておりますことをおわび申し上げます。本会としてはドーピングの撲滅に向け取り組んでおりますが、今後、このようなことがないよう会員に対し指導を徹底し、さらなる再発防止に努めてまいります」

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