【豊橋競輪・GⅠ全日本選抜】久島尚樹がGⅠ初出場 宮崎勢としては20年ぶり
久島尚樹が、宮崎県の自転車の歴史に新たなページを刻む。開催時S級1班で、宮崎代表として出場。同県でのGⅠ出場は2005年7月の寛仁親王牌に出場した本田博以来、約20年ぶりだ。
「ガールズでは那須萌美さんがGⅠに何度も出ていて、第1回パールカップの決勝にも乗っていますけどね。男子ではS級選手そのものがあまり多くないので。自分も出場を目標にしていたので、ようやくです」。昨年も出場権を取ったものの、直前の開催で落車。欠場を余儀なくされた。
宮崎勢の層も厚くなってきた。「最近は若手が増えて刺激になるし、練習になっています。田村大君、福田要君、松本一志君らが練習ですごく強い。そのおかげですね」。S級の田村ら結果を残している後輩も出てきており、先輩としても負けていられない。
宮崎バンクの全面改修中で、ここ数年は鹿児島・南大隅町にたまに行く程度だが、街道で練習。「宮崎も寒かったけど、雪は降らない。競輪選手をやる上で、環境としてはかなりいいですよ」と練習量は十分だ。
「ここに来たら、全員が格上。初出場でもむしろ緊張はしませんよ。楽しみばかりです」。初日6Rは松岡辰泰―小岩大介の3番手回り。本田が2000年3月の千葉ダービーで挙げたGⅠ勝利に続く、県勢の今世紀初白星に挑む。
