【競輪】2023年に表彰規定に盛り込まれた「グランプリスラム」 制定後は脇本雄太が初
「グランプリスラム」は2023年に表彰規定に盛り込まれた。GⅠを全大会制覇し、かつグランプリでも優勝した選手を表彰する規定。脇本雄太(94期)はこれによりグランプリスラムの表彰を受ける初の選手になる。
井上茂徳(41期=引退)が1988年6月に高松宮杯を制して特別競輪(現在のGⅠ)の全大会を優勝。グランプリも86年に制覇していたため特別5大会+グランプリで達成した。滝澤正光(43期=引退)も90年11月の競輪祭で達成した(グランプリは87年に優勝)。
当時はグランプリスラムの表彰規定や呼称はなかった。また寛仁親王牌が行われていなかったため、井上と滝澤は特別競輪の全5大会とグランプリでの全タイトル制覇だった。寛仁親王牌が1994年に特別競輪となって以降、「特別6大会+グランプリ」の達成は脇本が初。
6大会でのグランドスラムは神山雄一郎(61期=引退)が99年に、新田祐大(90期)が2022年に達成しているが、ともにグランプリを制していない。脇本は史上5人目のグランドスラム達成者でもあり、6大会のグランドスラム達成者としては3人目。
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