【佐世保競輪(ナイター)FⅠ】武田豊樹「何となく気付いた」 分かりづらい失格事象もレース中に理解
【記者コラム・造田大の大勝負】
武田豊樹(51)=茨城・88期=が豊富な経験量を生かす。初日7Rは突っ張り先行の太田龍希マークから2着入線。ただ、4番手から捲り切った伊原克彦が打鐘前の内側追い抜きにより失格。武田は1着となった。
落車といった分かりやすいものではないため、注意しないと見逃しがちな事象だが、関東が誇る超一流は違った。「走っていて何となく気付いたよ」と伊原の失格は分かっていた様子。中継を見ているこちらでさえ気づきにくいのに、走っている当事者が分かっているとは驚きだ。
「前回はオーバーワーク気味だった。今回は周りも見えているし悪くない」。その前回は6、4、4着と振るわなかったが、今節は問題なさそう。
準決12Rは坂本貴史の番手戦。初連係となるが経験豊かな大ベテランなら連係実績がなくとも関係ないはず。冷静なレース判断から鋭い切れ味を発揮する。
▼12R(武田豊樹) 混戦模様の一戦だが、自力選手としての戦歴は坂本がリード。坂本の前々に攻める仕掛けに乗って、連勝を飾る。3-147-147。
▼7R(後藤悠) ほとんどが単騎のレース。PIST6の経験豊富で自力ある後藤に期待したい。5-237-237。
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