【佐世保競輪(ナイター)FⅠ】「特に意識はしていません」木村皆斗が特昇でのS級返り咲きに王手
A級4場所目の木村皆斗(23)=茨城・119期=が特昇でのS級返り咲きに王手をかけた。
木村にとって2024年は苦難の年だった。1月の和歌山で落車し、1カ月間治療に専念した。復帰後の4月、立川で先頭員早期追い抜きによる失格で、4カ月のあっせん停止処分を受けた。今年1月、A級になった。
直近までS級で戦っていただけに、スピードは段違い。初日特選は終2角捲り発進で後続を6車身引き離しゴール。準決は打鐘から一気にカマシ先行で押し切った。
「来期S級に上がることが確定しているので、特昇はできたら良い程度で、特に意識はしていません。特昇よりも優勝賞金は欲しいですけどね」と気負いはない。
決勝も準決同様、寺沼将彦-柏木伸介が後ろを固める。自然体で挑む木村がスピード戦でS級返り咲きを決める。