【久留米競輪(ナイター)FⅠ】山崎芳仁 再浮上へ「まだまだ頑張る」息子の活躍と地元GP開催が刺激
【記者コラム・造田大の大勝負】
山崎芳仁(45)=福島・88期=が息子とともに頂点を狙う。前回のGⅠ全日本選抜(豊橋)は初日から自力の番組に組まれて敗退。「自力ではきついですね…」。全盛期からの衰えは隠せない様子。それでも3日目は松井宏佑の強烈な捲りに乗って2着。底力はまだまだ健在だ。
切っても切れない関係にあるのが息子の歩夢(125期)。A級1、2班戦に特別昇班して最初の開催となった松戸でいきなり完全Vを果たすなど素質は高い。「朝練に付き合っている。自分はバイク誘導で引いてます。19歳で体はまだ細い。これからだと思います」。歩夢が昨年7月に本格デビューして以降はF1では決勝常連。GⅠ競輪祭でも準決に上がるなど高いレベルをキープしており、息子の活躍が自身の頑張りにつながっているようだ。
来年には地元のいわき平で初のGP開催が決定。「モチベーションが上がりますよ。自分も出られるように、まだまだ頑張る」と2015年以来となる年末の大一番への出場に意欲を示した。愛息と地元GPを発奮材料に、かつての輝きを取り戻してくれることに違いない。
▼12R(山崎芳仁) 1番車で中団が取れそう。7車立てならば自力は通用可能。好位捲りで好スタートを切る。1-4-257。
▼11R(鈴木浩太) 松本秀之介と渡邉一成がお互いを意識する展開になれば、隠れながらの捲りで前を一気にのみ込む。3-125-125。
