競輪

【久留米競輪(ナイター)FⅠ】紫原政文「こんなにいい競技は他にない」 同期のスター去っても現役にこだわる

現役でまだまだ頑張る紫原政文

 紫原政文(56)=福岡・61期・A1=が走れる喜びを噛みしめる。昨年末に同期の神山雄一郎さんのラストランに同乗。4番手から捲りに出たことで大きな話題を読んだ。「みんなから言ってもらえるよ。今開催なんて選手から握手を求められた」と大いに笑った。

 同期のスターはバンクを去ったが、紫原自身は「やれるうちはやりたい。辞めるつもりはない」ときっぱり。現役を続ける原動力は神山さんが引退会見でも話した競輪という競技の偉大さだ。「こんなにいい競技は他にないでしょう。この年齢で、このすごい緊張感は味わえない。普通ならばせいぜい大学まで。今でも緊張感を感じたい。そして、月に2、3回必ずみんなに平等に走るチャンスを与えてくれる。野球などはレギュラー選手がいたら、そういう機会がないでしょう」としみじみと競輪の素晴らしさを語った。

 ただ強制引退の代謝制度があるように、いい成績を残さないと現役を続けられないのも、また競輪。「このままだと来月からまずくなる。準決はワンツーを決めて、また取材を受けられるように頑張るよ」と2日目の準決5Rに向けて闘志を燃やした。

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