競輪

【熊本競輪(モーニング)FⅡ】岡崎克政はファジアーノ岡山の観戦を諦めて元気に中ゼロ参戦

 【記者コラム・野口雅洋の「1000円勝負」】
 岡崎克政(39)=岡山・92期・A3=はチャレンジでは、やはり目立つ存在だ。2日目の戦いも、味のある戦いだった。

 2分戦の後ろ攻めから赤板で抑えに行ったが、鐘で奈良基に番手にハマられるピンチ。それでも絶妙なペースで後方を確認しながら鐘3角で内を空けると、番手の奈良がそこに吸い込まれて先頭へ。すかさず奈良の後位を締めて、今度は奈良の番手にハマってみせた。さらにその位置に甘んじず、2角から捲って、力強く勝利した。

 「脇田(良雄)さんの追い上げを待つために内を空けたんだけどね。1番車なんだから前を取れれば、こんなに苦労しなくてすんだんだけど」と疲れ切った表情だ。だが、これでへこたれる岡崎ではない。今年はこれで28戦9勝と、平均的な選手の2倍近い出走本数。岐阜の補充で通算300勝を挙げ、中ゼロ日での今回の追加を受けた。

 今季初めてJ1を戦うファジアーノ岡山のファン。「埼玉スタジアムに行く予定だったけど、点数も上がったし来てよかったよ。11日が初日の防府の補充もあるなら行くよ」と本業が多忙。足しげくスタジアムに行けそうにはない。

 ▼4R(岡崎克政) 楠野史尭も「岡崎さんが相手か」と苦手意識がありそう。変幻自在に駆けて今月6勝目へ。3-75-全。
 ▼7R(阿部俊) 「人の後ろに付くのは初めて。勉強させてもらいます」。同期の角田光の仕掛けに乗って2度目のVへ。5-123-1234、5-7-3。

2日目4Rの激戦を制して疲れた顔の岡崎克政

 

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