【熊本競輪(モーニング)FⅡ】松尾大樹は鎖骨骨折明けなのに好調「左は初めて。バランスが取れた」
準決5R、松尾大樹(44)=長崎・87期・A3=が逃げた中西勇を好アシストしてワンツーを完成させた。突っ張り先行の中西をピタリ追走。阿部俊の捲りを3角過ぎにきっちりブロックして、中西と決勝に進んだ。
「中西君が強かったから、止めなくてもいいかなと思ったんですけどね」と余裕の表情。「抜くまでの脚はなかった。中西君は強過ぎます」と、ブロックしたこともあり差せなかった。1着は決勝までお預けだ。
昨年末の落車で2カ月間欠場した。「左鎖骨を折りました。今まで右を2回折ったことがあったんですが、これでバランスが取れた。センターが出たという感じですね」と自転車のセッティングに自らの体をなぞらえて説明した。
「復帰後は、落車前より調子がいい」。けが明けの場所で初日に1着を取ると、勢いに乗り決勝進出(5着)。翌場所だった前回も初日に白星を挙げた。今回はまだ2着続きだが、最終日に1着なら2016年6月の豊橋(A級1、2班戦)以来の歓喜の瞬間だ。
