【久留米競輪(ナイター)FⅠ】丸刈りの山賀雅仁「落ち着くしかないと思って」仕掛けを待って好機逃さずに捲り切り

山賀雅仁(43)=千葉・87期・S2=が辛うじて1着を挙げた。
初日9Rはメンバー中、堂々の点数トップ。各車券で1番人気を背負ったが、打鐘から後方6番手。「一番ダメなパターンだった」と最悪な展開だったが、3角で長松空吾が中団から捲り発進。その動きに合わせる形で加速。長松のさらに上を行く捲りを決めて、1番人気の期待に応えた。
「落ち着くしかないと思って仕掛けるのを待った。前が仕掛けてくれたおかげ。スピードをもらって行けた」ときれいにそり上げた丸刈りを光らせながら振り返った。今のヘアスタイルにしたのは今年のGⅢ高松記念の2日目終了後。「1回くらいやってみたかった。勢いでやった。宿舎の風呂に髪染めNGとはあったけど、そるのはダメとなかったので」と開催中にイメチェンした。
準決は11Rに登場。三谷竜生、東矢圭吾と強力な機動型がそろったが、絶好の仕掛け頃が来るのを、仏の精神で落ち着いて待つ。