競輪

【小倉競輪(ミッドナイト)FⅡ】吉堂将規が厳しい番組を突破「仕掛けないと何も起こらない」

準決9Rは〝事を起こした〟吉堂将規が2着ゲット

 シリーズリーダーの木村佑来が突っ張り先行で押し切った準決9Rは、2着に別線の吉堂将規(31)=奈良・115期=が入り、プチ波乱の決着となった。

 初日特選で木村は突っ張り先行で11秒3を叩き出していて、このレースも木村-杉山悠也での連夜のワンツーに期待が集中。焦点は3着探しと思われていたが、吉堂が風穴をあけた。

 道中の周回は4番手。「木村君が強過ぎるし、このまま走れば4、5着。でも仕掛けないことには何も起こらないと思った」。人気になった初日予選は、勝ち上がりを意識したあげく後手に回って4着。吉堂は辛くも準決に進んだが、番手で同県の先輩・辰己豊に迷惑をかけた。「そのこともあったし、思い切っていってみました」。奇襲攻撃に近い鐘3角叩きは木村に合わされたが、それでも猪俣康一のアシストで2番手をキープして2着。前々回の地元奈良(1、2、7着)以来となる優出に成功した。

 レース後は「調子? 出切れなかったし、そこまで良くないですね」と悔しそうにはしたが〝狭き門〟を勇気を振り絞ってこじ開けて、満足そうにしていた。

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