【別府競輪(モーニング)FⅡ】不本意にも捲りが増えてしまった鳥海創「何かが変わってくれたら」
「こんなはずじゃない」。そう話すのは、前期A級2班で、今期はA3チャレンジに落ちた鳥海創(23)=千葉・123期=だ。デビューイヤーはそれこそ思い切った先行勝負で注目されたが、ここ最近は捲りの決まり手が圧倒的に増えている。「あの頃は決勝でもバンバン逃げていた」のに、現在はその当時の面影がなくなった。
1年後輩の125期との対決になると「自分の方が脚が劣っていると思ってしまい、それがレースで出ているのかも」と弱い気持ちが顔を出してしまう。それに加えて昨夏、練習中の転倒で長期欠場した後、復帰初戦でまた落車と不運も重なったのが痛かった。
「自信を付けるためにも今回は積極的に逃げたいですね。それで何かが変わってくれたら」。125期の5人は別府初参戦だが、鳥海は当地3度目。バンク特性を知っている強みを勇気に変え、最終バックを果敢に狙っていく。