【別府競輪(モーニング)FⅡ】V候補筆頭の船山真生がまさかの準決4着「自分の力不足でした」
準決ラストの7Rは通算9Vを誇り、今節のV筆頭だった船山真生(21)=愛媛・125期=が破れる波乱となった。
赤板で同期の志田愛希飛を一度は突っ張ったが、下げて体勢を立て直した志田の再進軍を止められずに打鐘4角で内詰りした。それでも器用な船山ならリカバリーできるはずだったが、「HSで番手(の永田修一)を飛ばすべきでした。でも雨で滑ってしまって」と思わぬ誤算で車を4番手まで下げると、今度は石田宏樹の6番手捲りに離れた渡辺馨が外から降りてきて万事休す。「前輪を払われて、あれで終わりました」。終3半6番手から猛襲を狙ったが、さすがに4着までがやっとだった。
2車単オッズは船山-志田で1.6倍、裏目の志田-船山で4.2倍。ファンの期待を大きく裏切る結果となって「自分の力不足でした。すみませんでした」と頭を深々と下げると、「明日もレースがあるんで、しっかり頑張ります」と気持ちを切り替えてクールダウンに向かった。