競輪

【小倉競輪(ナイター)FⅠ】フレーム換えた小川丈太が約3年ぶりに予選で逃げ切り「気負わずこのままの走りで」

【記者コラム・森川和也の追走一杯】

 S級予選の7Rは、前2場所で優出している小川丈太(29)=徳島・111期=が打鐘スパートで1着。予選での逃げ切りは2022年6月玉野FⅠ以来で、実に約3年ぶりの激走だった。

とにかく仕掛けが積極的だ。3場所前の奈良GⅢ最終日から犬伏湧也のフレームを使い始めてから、8走して5回のバック奪取に成功している。前検日に「足元がとにかく軽いし、行こうかなという気になる」と話したが、この日もそういう気分になった。

 ただ、別線の真船圭一郎と仕掛けが合ってしまい、「とにかく出るまでが重たかった。だから出てからは児玉(慎一郎)さんには悪いと思ったけど、流しました」と番手の先輩に謝りながらの逃走だったが、持ち前の根性と地脚で最後まで粘り込んだ。

 一走してみての感想は「めちゃくちゃきつかったけど、押し切れたので悪くないと思いたいですね」と希望的観測を込めて状態面を分析すると、「今期は初めての1班を取りたいし、いまは点数が取れている。なので気負わず、このままの走りを続けていきたい」と期末まで好ムードの継続を誓っていた。

▼5R(寺沼将彦)昨年末の大けがで復調に時間がかかっているが、初日を終えて「前回までに比べると明らかにいい。戦えそうです」と笑顔。駆ければ強い馬場和広の番手で前残りなら、1-3-247。
▼10R(小森貴大)車番は悪いが、番手は名参謀の鷲田幸司で頼もしい。ライン3分戦の駆け引きと単騎の嶋津拓弥の動きを読んで、小森に作戦を伝授するはず。4-5-123。

予選の逃げ切りは約3年ぶりだった小川丈太

 

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