競輪

【小倉競輪(ナイター)FⅠ】直近で一番のデキと話す渡邉豪大「ペダリングの感じがいい」狙うは失格ゼロでのS級1班

「最近の中で一番いいデキ」と好ムードの渡邉豪大

 S級準決11Rは、最終3角で4番手外並走だった渡邉豪大(35)=福岡・107期=が11秒2のシャープな差し脚を披露。2着で決勝に進出した。「(瀬戸)栄作が捲ってくれたおかげ。コースも空いてくれてよかった」とみずからの強襲劇よりも、前の選手の頑張りを素直にたたえた。

 年末の取手FⅠで落車失格。肋骨を骨折し、肺に血がたまる重傷を負った。戦線復帰は今年2月で、今回の小倉までに高知(3、5、1着)、玉野(3、2、決勝3着)、松阪(4、4、3着)と3場所を消化。着ほど状態は上向いてこなかったが、この2日間で確かな手応えが出てきた。「コースが空いてから踏んだ割には伸びたし、デキは最近の中で一番いい。仲がいい原口昌平からペダリングのアドバイスを聞いて、それがいい感じですね」と、一気に感触が上向いた要因を話した。

 今期はひそかな目標がある。「失格せずに1班の成績を取りたい」。2020年前期、21年前期にS1に在籍したが、それ以後は失格の影響で3度もA級に落ちた。気づけば三十代の半ばとなり、もう回り道はしていられない。「ここで決勝に乗れたのは大きいし、点数の貯金をつくっておきたいですね」。決勝は予選と同じで阿部英斗とタッグを組む。S級初Vに照準を定める地元の超新星をガードしつつ、そつなく点数を稼ぐつもりだ。

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