競輪

【伊東競輪・GⅡウィナーズカップ】2人とも捲りの決まり手 山崎賢人-山田庸平の西九州ラインがワンツー

 初日3R、西九州ラインが現地集合のワンツーを決めた。山崎賢人-山田庸平の西九州仲良しコンビで、九州勢の一番手での出走だった。

 前受けから引いて、山崎得意のカマシかと思われたが、7番手で粘って外の高橋築と並走となった。山崎は内に詰まって、なかなか仕掛けられなかった。「結果的には引いた方が良かったと思うが、そのときは引けないなと思った」と振り返った。

 マーク山田はしびれを切らして、残り1周から自力捲りに転じた。あっという間に前団をのみ込み、バックを取って余裕の1着。「クランクを柔らかい物に換えた。練習で良かったので、今回もそれで走ってみた。踏み出しは軽かった」と手応えありだ。「もう少し流れてくれてもいいんじゃないかな」と修正点はありそうだが、状態は間違いなく上向きだ。

 山崎は終2角で、今度は山田を追いかけるように捲り発進。山田には離された2着だったが、後続は突き放した。ラインの双方が捲りの決まり手になり、「庸平さんが自力になっても仕方がない。自分のミス。行くしかなくて行ったが、遅過ぎた」と反省の弁を述べた。

 山崎は前検日前日の朝に、ネイションズカップの行われたトルコから帰国。慌ただしい参戦だが、「体の状態は分からない。時差ぼけや移動疲れなども特にないと思う」と鈍感力を発揮。実力は十分に出せそうだ。「競技の結果が良くなかった」というもどかしさは、この大会で晴らす。

 初日特選を走った九州勢は誰も毘沙門天賞には勝ち上がれなかった。2日目は2予を戦う7人が、3着以内での準決進出を目指す。

初日3Rでワンツー決着だった山崎賢人(左)と山田庸平

 

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