【伊東競輪・GⅡウィナーズカップ】佐々木眞也が準決進出 以前は任せてもらえなかった岩本俊介をけん引
【記者コラム・野口雅洋の「1000円勝負」】
佐々木眞也(30)=神奈川・117期・S1=は、2予9Rで3着。初めてのビッグレース準決進出を決めた。
人気を集めた太田海也が赤板で叩いて先頭に出るも、番手で離れた松本貴治の位置に池野健太が飛び付く展開。だが松本も打鐘で追い上げ、番手争いのつばぜり合いが長引いた。そこへ佐々木悠葵や佐々木眞也が踏み上げて、終1角は大渋滞になった。
BSでは佐々木悠-高橋築の関東勢が抜け出したが、ひるまず、諦めず踏んだ佐々木眞が、最後に太田を逆転して3着をもぎ取った。
今回は同地区の隣県での大会。静岡からは深谷知広だけの参戦だ。それだけに準地元とばかりに「南関でのビッグレースなので、気合が入ります」と前検日からやる気満々だった。
「もっと早く行ければ良かったが、諦めずに踏んで確定板に載れて良かった。体調は変わらず悪くない」。昨秋の青森記念でGⅢ覇者の仲間入り。今年もいわき平FⅠでV、大宮記念決勝3着と実績を積み重ねている。
以前は岩本俊介の後位を回ったが、GⅡ準決という大事な場面で初めて前を任された。南関の自力型の主力として認められた証拠。初決勝へ、力強く自力で攻める。
▼10R(岩本俊介) 深谷知広との連結を外してしまい、「真摯(しんし)に受け止めたい」と反省。修正して佐々木眞也を好追して追い込む。2-135-1358、2-4-1。
▼8R(青野将大) 太田海也を攻略へ、2予同様に後位を分断。和田健太郎に恩田淳平も加勢。1-39-345789。
