競輪

【伊東競輪・GⅡウィナーズカップ】林慶次郎、伊藤旭ら九州勢4人が準決進出

連勝で準決に進んだ山田庸平

 九州勢4人が準決へと勝ち進んだ。2予を7人が戦ったが、そのうち4人が3着以内に入る健闘。Vへの夢をつないだ。

 2予最初の競走となった6R、伊藤颯馬-山田庸平がワンツー。毘沙門天賞組を除けば、いの一番で勝ち上がった。山田庸は初日に続きワンツーの1着。「展開的に楽だった」と前を託した伊藤颯に感謝した。完全Vを狙えるのは、寺崎浩平と山田庸だけ。準決も1着突破を目指す。

この大会で2年連続の決勝進出を狙う伊藤颯馬

 後ろ攻めから前々に踏んで3番手をキープした伊藤颯は、2角捲りで藤井侑吾-川口聖二の中部コンビをのみ込んだ。「豊橋GⅠがひどかったので、今回が良く感じる。久留米FⅠを休んで立て直しができた。いい頃に近づいてきた」。昨年のこの大会では初めてビッグ決勝を経験。沖縄の星は、九州のスターへと階段を上り続けている。

初めてビッグ準決を走る林慶次郎

 続く7Rでは、林慶次郎が初のビッグ準決を手にした。同期の山崎賢人をマークしたが、山崎は赤板から1周以上、内に詰まって抜け出せなかった。林は「浅井さんとの並走は怖かったけど、山崎さん追走に集中した。終1半で山崎さんが下がってきたので、抜け出そうとしていた中部勢を追いました」。纐纈洸翔-浅井康太を追いかけて、粘り込みを図る中野慎詞を逆転。それでも「憧れの山崎さんの前を任せてもらえるようになりたい」と精進を誓った。準決10Rでは山田庸の前で戦う。

 最後は2予10Rの伊藤旭。伊藤旭もビッグ初の準決。「きのうセッティングを大幅にいじった。こんなことはあまりしないんですけど」。それで「全体的に良くなりました」と勝負を懸けた調整が成功。心は早くも優勝賞金の2890万円で、「家を建てようと考えているんですけど、優勝したらキャッシュで一括払いしようかな」。準決12R、伊藤颯マークから、家一軒を現金一括で手にするチャンスに近づいてみせる。

大金を稼いで住宅購入資金にしたい伊藤旭

 

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