競輪

【伊東競輪・GⅡウィナーズカップ】犬伏湧也にSSの自覚 「継続したい。毎年グランプリに出たい」

 犬伏湧也(29)=徳島・119期・S1=は、この大会を終えるとSSとして戦うことになる。北井佑季のドーピング違反での繰り上がりという立場だけに「心境は複雑ですけどね」と話すが、トップ9人の座を手放すつもりは毛頭ない。

 初日は寺崎浩平に捲られて「情けなかった」と嘆いたが、2予8Rでは赤板3半カマシで押し切り。吉田有希や青野将大ら先行型に仕事をさせず、後位の小川真太郎まで準決に引き上げた。

 「昨年末、静岡グランプリの前検に、次点で行った。同じ立場になったことがある清水裕友さんに、『この悔しさを忘れるなよ』と言われました」とエピソードを披露。「昨年までに比べたら、練習の一本一本に気合が入る」と気持ちが違ってきた。

 小倉竜二、阿竹智史という師匠、師匠格にも感謝。「アドバイスを真摯(しんし)に受け止めてひたむきにやってきた。たたき上げてもらい、糧になっている。今回も小倉さんから『期待しとる』と言われてきた」

 「来月からSS。このチャンスをものにしたい。SSをずっと継続したい。それは毎年グランプリに出るということ」。まずはここで頂点に立ち、GP争いを有利に進めようともくろんでいる。

4月からS級S班に昇格する犬伏湧也

 

  • Twitter
  • Facebook
  • Hatena

関連ニュース

  • Twitter
  • Facebook
  • Hatena