【佐世保競輪(モーニング)FⅡ】西田将士が苦しい番組を何とか突破 決勝は10年ぶりの地元Vを狙う
準決ラストの7Rは、地元の西田将士(41歳、105期)がシビアな競走で1着奪取。苦しいメンバー構成を何とかしのいだ。
任せた林昴は別線の南儀拓海、佐々木吉徳と比較しても成績は一番下。前日に張り出された番組表を見て、「厳しい…」と絶句していたが、そんな中で林が奮闘。強引に仕掛けてきた南儀の番手に入ると、3角からは脚がいっぱいの中でも仕掛けてくれた。西田は「あの外を回っては厳しいし、内を行った。自分に余裕がなくて、林君を残すというよりも自分が勝ち上がることを優先させてもらいました」と1着ゴールのうれしさよりも、やるせない気持ちを素直に吐き出した。
とはいえ地元のA級戦はこれで8連続優出と結果をちゃんと出している。「正直、調子は良くないですね。車輪を変えるなり、何とか調整をします」と表情はさえないが、決勝は「S級でも連係があるし、頑張ってもらっている」という松尾勇吾を全面信頼。後位でじっくりと脚をため、2015年6月のチャレンジ戦以来となる2度目の地元優勝を目指す。