競輪

【佐世保競輪(モーニング)FⅡ】補充で単騎の藤野貴章が今年初1着「うまくいき過ぎた」ゴール後に豪快ガッツポーズ

【記者コラム・森川和也の追走一杯】

 2日目一般戦の1Rは、補充で単騎戦だった藤野貴章(36)=佐賀・97期=が縦横無尽の走りで昨年11月玉野(1、4、5着)以来となる白星ゲット。レース後には右手で豪快なガッツポーズも披露した。

 補充でやってきたが、九州はひとりぼっち。しかし、デビュー当初から前々勝負を貫いてきた男にとって、そんな逆境は全く関係なかった。「ハコを狙っていたけど内から来られたので」。王道?の前受けからの飛び付き作戦だったが、真後ろにいた舟山佑京に叩かれると、その後位で増田鉄男にジカ競りされていた同期・西巻秀太にしゃくられた。「でも、落ち着いて3番手に入って」態勢を整えると、最終バックを目がけて捲る吉川悟に合わせて、3角過ぎから追い込み勝負。そのまま力強くアタマまで突き抜けた。

 S取り、好位確保、ゴール前強襲。追い込み型の最高のレースに「うまくいき過ぎましたね」と驚きと笑顔が交錯したが、「セッティングが出ていなかったけど車は出た。もっといじれば、まだ良くなりそう」と、さらなる良化の手応えを感じていた。▼5Rは、九州3番手ではなく「一人で」。照準を定めるのは徹底先行・南儀拓海の番手だろう。2-3=457。

 ▼6R(神開一輝) 準決は3着。シャープな捲りを上田学に止められてしまったが、動きはかなりいい。目標にする林昴が先手を取ってくれれば、前日とは逆に捲りを止めて直線勝負だ。2-4=1367。

補充で入った2日目に昨年11月以来の勝利を挙げた藤野貴章

 

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