競輪

【別府競輪・FⅠ】おはらい効果? 不運続きだった吉田拓矢が一転、好ムードに

負傷から復帰後、好成績を連発させている吉田拓矢


 今節はFⅠ開催だが、強豪がそろうジャパンカップ。GⅡウィナーズカップに出場できなかった実力者が多数参加している。その中でも強烈に目立つ存在が、4年前のGⅠ競輪祭で優勝した吉田拓矢(29)=茨城・107期=だ。


 ウィナーズC選考期間の昨年7~12月は、予選回りが基本のS級2班で白星を量産できる状況だった。しかしGⅠ競輪祭の落車で負傷し、あっせんが入っていた12月の3開催を全て欠場。出場権をつかむことができなかった。

 

 その後、今年の立川GⅢから戦線復帰を果たすも、2予で再び転倒して右鎖骨を骨折した。相次ぐ不運なアクシデントに「鎖骨の手術をして、すぐに神社におはらいに行きましたよ」と泣きっ面に蜂の状態だったが、欠場期間中に基礎体力をアップさせた効果か、ぶっつけ本番のGⅠ全日本選抜でいきなり優出(決勝4着)すると、続く玉野では8番手捲りを決めて通算7度目のGⅢ優勝を手にした。


 「ちょっと出来過ぎかなとは思います」と、昨年後半からの流れが一気に変わったことに驚いていたが、当然ながらこれで満足する気持ちはない。「中2日でも練習は普段通りにやりました。鎖骨骨折が良くなる間にセッティングを変えていたけど、それを元に戻して、自転車も前のモノを使います」と、さらなる上昇に躍起。再び頂点を目指す吉田の挑戦から目が離せない。

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