【別府競輪・FⅠ】中石湊がS級特昇へあと1勝「しっくりきた感じで過去イチの状態です」

　A級準決5Rは、ナショナルチーム強化指定選手「B」に所属する中石湊（20＝北海道・125期＝が2角6番手捲りで連勝ゴール。これで3場所連続パーフェクトVのS級特昇に王手をかけた（前々回玉野の単発レース・ルーキーチャンピオン3着はノーカウント）。

　圧巻の強さだった。矢部駿人がブンブン飛ばしていく中で、隊列が縦長になっての6番手。3番手からは前期Sワンの立部楓真が先捲りを打つ流れだったが、上がり10秒7のハイスピード捲りで一気に逆転ゴールを決めた。「本当は先行が好きだけど、たまには準決で捲ってみようかなと思った。タイムは気にしていないけど、しっくりきた感じで過去イチの状態です」

　自信を持って臨む決勝は、後位を木村佑来－田原宥明－鈴木謙太郎が固めてくれて隊列4車。「番手が強い木村（佑来）さんだけど、しっかりとゴール前勝負ができるように頑張ります」。ラインの強みを最大限に生かし、125期勢で森田一郎、阿部英斗、栗山和樹に次ぐ4人目のS級特昇を決める。