競輪

【小倉競輪(ナイター)FⅠ】「学ぶことがいっぱいあった」半田誠が18度目の決勝で悲願の1、2班戦初Vだ

【記者コラム・森川和也の追走一杯】

 「申し訳ないです…」。A級準決5Rは、半田誠(21)=熊本・123期=が2角5番手から捲り上げて2着ゴールも、消えてしまいそうな声で何度も反省のコメントを繰り返した。

 初手は前受け。赤板で上昇してきた多田晃紀を出して3番手に下げたが、そこで追い上げてきた菅谷隆司に被された。腹をくくって中団勝負と思われたが、鐘過ぎ3半の手前で車を下げる中途半端な判断。半田自身は2着で決勝切符を手にしたが、番手回りのシリーズリーダー高木和仁は5着。本線ワンツーを決める形をつくれず「迷った? そうですね…。状態? あのレースだと分からないですね」と悔しそうにしていた。

 ▼決勝11Rは、「今日のレースで学ぶことがいっぱいあった」と、失敗を決勝につなげる気持ちでいる。番手の加倉正義は「埼京の3人が並ばないのはいい意味で誤算。自分たちに良くなったね」と作戦がひらめいた様子だけに、通算18回目となる1、2班の決勝で悲願のVゴールを決める可能性も十分だ。4-1-237。

 ▼10R(坂本貴史)目標の磯島成介とは〝いとこ〟の間柄。結束力は間違いない上、今回の磯島は元気たっぷりでワンツー十分。2=5-134。

半田誠は準決2着にも表情はさえなかった

 

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