【武雄競輪(モーニング)FⅡ】魚屋周成に復活の兆し「工夫して練習している」 腰痛緩和で気配上々
【記者コラム・造田大の大勝負】
魚屋周成(34)=大分・99期=に復活の兆しが見えた。準決11R、6番手からホームで仕掛けた近藤夏樹が率いる千葉勢を追いかけると、最後は近藤が空けた内を巧みにすくって抜け出し。昨年2月の伊東以来となる約1年ぶりの決勝に駒を進めた。
昨秋に腰を痛めて調子を落とした。「痛みがある中で練習をしていたら座骨神経痛にもなった」と低迷したが、周りの選手のアドバイスで治療に専念。「しんきゅう院や整体に通ってケアをして、今は腰痛が出ないように工夫して練習しています」。最近は腰の痛みも緩和。「余裕もある。周りも見えている」とレースにも好影響が出ている。
約1年半前にはS級に在籍していた。「またS級に戻れるように頑張りたいですね。今回の決勝に入ったチャンスをしっかりモノにしたい」と気合は十分。元S級戦士の意地で久々の決勝でも見せ場を作る。
▼12R(佐々木翔一) 決勝で魚屋をマーク。魚屋の果敢な攻めに乗って地元Vへ抜け出す。1-234-234。
▼8R(二條祐也) 1番車の成清貴之はS取りが遅く、2番車の隅貴史がSで出るか。取れたら川上隆義のハコで粘る可能性が高い。成清に競り勝って、川上を差し切る。5-2=7。
