【武雄競輪(モーニング)FⅡ】太田りゆVS小林優香 東京五輪の代表を懸けて争った元ナショナルチーム対決が実現

元ナショナルチーム対決が実現する。今節のガールズ戦は太田りゆ(30)=埼玉・112期=と小林優香(31)=福岡・106期=が参戦。初日、2日目と別の番組だったが、ともに順当に勝ち上がり。決勝で今場所初対戦となる。
太田は2日間続けて後続を突き放す圧巻のレースを披露。「スピードも体の面もいつもと変わっていませんよ」と平調をアピール。決勝ではかつて競い合った小林と久々に対決。「優香さんは私の苦手なことなどを知っていると思うけど、自分は長所を出し切るレースをしたい」。ダッシュ力を前面に出す競走で3場所連続の完全Vを狙う。
対する小林は初日に後方から捲りに行くも、3着に敗れた。ただ、「反省を生かした」と2日目は中団確保から早めの捲りで1着と巻き返しに成功した。
決勝への意気込みを問われると、「太田さんはいい対戦相手だけど、彼女を含めて相手が6人もいる。意識し過ぎるのも良くない」とあくまで敵の一人であることを強調。しかし、「一緒にやってきたので、向こうもそうだけど、自分もよく知っている。彼女の苦手なところを突いていきたいし、自分がレースを作っていけたら」とメラメラだ。
かつては東京五輪の女子ケイリンの出場権を懸けて争ったライバル関係。当時は小林が代表に選出されたが、今回の決勝はどちらに軍配が上がるか注目だ。