競輪

【久留米競輪(ナイター)FⅠ】急な追加だった戸伏康夫が昨年10月以来の白星「こういう時にいい結果が出る」

【記者コラム・森川和也の追走一杯】
 A級の予選1Rは、戸伏康夫(44)=岡山・96期=が、目標にした在本直樹の捲りを差し切って快勝。昨年10月の弥彦(1、2、決勝6着)以来となる今年初1着を手にした。「全てが自分たちのいい方に向いてくれましたね」。S取り成功、下げて中団、別線が踏み合って、加藤寛治が切り替え自力発動。この動きに乗る形から在本が2角スパートを決め、最後に戸伏が差し切った。

 昨年10月の岸和田(4、5、落棄)で右鎖骨を骨折。3カ月の休養後、2月の地元玉野(4、3、6着)で復帰して4場所を消化。12走のうち6度も確定板に載っていたが、なかなか1着が取れていなかった。

 「ケガをする前と状態は変わらなかったし、復帰してからずっと前の選手が頑張ってくれていた」。なかなか白星をつかみ切れずにいたが、目の前にかかっていたもやがようやく晴れた。

 「今回は急な追加だったから正直、不安があった。でも不思議なもので、こういう時にいい結果が出るものなんですよね」。社会人野球から競輪のプロ選手に転身して17年目。勝負の世界で生きてきたベテランは、久しぶりにつかんだ勝利の味をかみしめていた。

 ▼準決5Rは、再び在本とセット。その在本は武雄で3、2、決勝4着とヒットを飛ばして絶好調。波乱を起こさないか。5-2=347。

 ▼7R(不破将登)調子いまいちの福永大智が中心となる2分戦。単騎で一発捲ってくれないかな。3-1245-1245。

■久留米競輪 ニュース一覧

今年初1着にホッとした表情を見せる戸伏康夫

 

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