【久留米競輪(ナイター)FⅠ】特別昇班から3場所目の小川三士郎は大ピンチをしのいで連勝も「内容は0点」
【記者コラム・森川和也の「追走一杯」】
A級の準決4Rは、特別昇班から3場所目の小川三士郎(24)=徳島・125期=が大ピンチをしのいで連勝。優出したが、レースをつくれず悔しさを吐き出した。
「出られてしまったし、内容は0点です」。後ろ攻めから抑えて出たが、栗本武典に鐘3半スパートを決められた。だが、そのまま後退することはできない。態勢は完全に遅れていたが、栗本の2番手に強引に並びかけると、丸山啓一に3度も当たって好位をキープ。返す刀で直線一気に突き抜けた。
勝利の味は感じない。「出られたので引けなかった。やろうとしてやったわけじゃない。1着はたまたまだし、今日のレースだと脚の状態は分からないですね」と、勝者と思えない表情を見せていた。
▼11R決勝は、後ろに北日本勢が付けることになって最長のライン3車。「変わらずに自分のレースをやるだけです」と今度こそは先行勝負で風を切り、トリオ独占の形をつくる。6=5-2、5-2-6。
▼10R(真鍋智寛)連日、猛烈なスパートで番手を引き離している。デキは上々で、山口富生の追い込みをしのいで押し切るか。7-1-235、7-235-235。
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