競輪

【熊本競輪(ミッドナイト)FⅡ】「落ちるところまで落ちた」松岡晋乃介に復活の兆し

【記者コラム・造田大の大勝負】
 松岡晋乃介(28)=岐阜・109期・A1=に復調気配が漂う。初日3Rは5番手から鐘4角からカマして押し切り。3着以下を突き放す快勝劇で、今年初めて初日1着を挙げた。

 2023年10月の和歌山初日にゴール後落車。脳挫傷などの重傷を負ってから歯車が狂った。調子は右肩下がりで、前期S級も現在の競走得点は84点台と落ち込んでいる。

 「競輪選手はみんな大けがしているから、けがを言い訳にしたくない。落ちるところまで落ちたから、あとは上がるだけ。今日は『84点だしバテてもいいや』ぐらいのつもりで行った」。いい意味で吹っ切れたのが昨年6月以来の予選1着につながった。

 「前回から中5日だが、レースが終わった翌日から練習はしている」。精神面だけでなく体力面でも再浮上の準備はしている。松岡マークで2着に続いた三浦稔希は、「前回最終日も連係したが、その時とは違って掛かりや踏み出しがすごかった」と大絶賛。美濃のワイルドレーサーが着々と復活の道を歩み始めている。

 ▼8R(松岡晋乃介) 機動型の相手は大槇大介、鶴良生。点数では負けているが地力は上。三宅裕武とワンツーを決める。6=3-124。

 ▼5R(郡英治) 1カ月半ぶりの実戦も脚は悪くなさそう。長崎勢の後位を追走していそうで、突き抜けに期待。4-35-2356。

初日3Rを逃げで制した松岡晋乃介
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