競輪

【熊本競輪(ミッドナイト)FⅡ】舛井幹雄「勝ったけどマーク屋失格」 弟子の竹野百香とアベック勝利も笑顔なし

師弟関係で結ばれている弟子の竹野百香(左)と舛井幹雄(右)

 舛井幹雄(53)=三重・71期・A1=が悔しそうにレースを振り返った。初日6Rは突っ張り先行の中武三四郎の番手から抜け出した1着。1月松阪最終日以来となる今年2勝目に加えて、1Rで弟子の竹野百香が勝利。師弟でのアベック勝利でウキウキかと思われたが、笑顔は全く見られなかった。

 「4番(藤野)の勢いが良かったとはいえ、反応が遅れてしまった。自分のミスですね」。後方から捲ってきた藤野貴章を止められなかったことを猛省した。

 また、舛井にとって今回は特別なレースだったという。「中武君はA級1、2班に上がってきた頃から連係したいなと思っていた選手。生粋の先行屋でタイプ的に好きなんです。新幹線で競輪場に向かう時から一緒の番組にならないかなと思ったくらい。何とかワンツーを決めたかった」と悔しさをにじませた。

 勝ったばかりの弟子の竹野に対しても、褒めることなく修正点を教えるなど厳格な性格の持ち主。もちろん自分自身にも厳しく、今回のレースも「勝ったけどマーク屋失格」と久々の白星にも妥協していない。

 「余裕はあった。2日目こそは頑張ります」。準決7Rは伊藤成紀が目標。優出切符をつかんで笑みを浮かべる姿を見られるか。

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