【武雄競輪・GⅢ開設記念】中村浩士は愛息2人の成長に乗じて復調
【記者コラム・野口雅洋の「1000円勝負」】
千葉の支部長を長年勤めている中村浩士(47)=79期・S1=が徐々に調子を戻している。公務の多忙もあってか近年は競走で低迷。2023年には14年半キープしていたS級1班から陥落。1年間S2で走った。
だがここに来て105点台まで競走得点を上げるなど、47歳にして復調。昨年はわずか1勝だったが、今年はすでに5勝を挙げている。
「息子とともに道場でやって、刺激になった。これが結構な踏み出しを持っている。強い仲間とやるのが練習になる」。このたび選手養成所に入所した長男の嶺央(れお)さん(21)と重ねたトレーニングが効いている。
さらには「次男の孔翼(こうすけ)も高校の自転車競技部。この前の全国高校選抜のスプリントで優勝しました」。息子の頑張りが何よりの励み。負けじとトップクラスへと舞い戻りそうな勢いだ。
▼5R(中村浩士) 9車立ては1月の大宮記念以来。そこでも初日に差しで1着。ここもライン3車で、大川剛が早めに仕掛ければ大チャンス。3-257-2579、2-9-7。
▼7R(梅崎隆介) 前回の地元戦ではミスで失格し、S級点へ黄色信号。ここは金ケ江勇気に任せて、最後はタテに踏む。4-2=35679。
