【武雄競輪・GⅢ開設記念】山田庸平は「楽しみにしていた」兄弟連係お預け 状態は上向きで期待大
山田庸平(37)=佐賀・94期・S1=が地元の意地を見せる。兄の英明が直前に腰痛を発症。「初日に一緒に走れると楽しみにしていたが、来年ですね」と残念がった。
事前に「欠場すると連絡はありました。分かったと答えました」。荒井崇博が長崎に移籍してからは、2人で佐賀を引っ張ってきた。それがまさかの一人地元エース。責任重大と感じてはいるようだが、表情は明るかった。
先月の伊東GⅡウィナーズカップでは、準決で敗退したとはいえ4戦3勝。開催を振り返って、「体の使い方などが、その前の練習で良かった。その自信があっての走り。自分の思っていた感覚通りにハマった」。前回FⅠは風邪で欠場したが、まったく問題はなさそうだ。
武雄GⅢでは昨年3月の万博協賛競輪で優勝。その後も「闘将・佐々木昭彦杯」で3度目の優勝を飾るなど地元戦はめっぽう強い。「井上茂徳杯」もVがある。残るはこの大楠賞制覇。今の庸平なら、期待はふくらむ。
