【武雄競輪・GⅢ開設記念】阿部拓真がマイコプラズマ気管支炎を克服 半年ぶりの自力の決まり手
【記者コラム・野口雅洋の「1000円勝負」】
阿部拓真(34)=宮城・107期・S2=が3日目7R、自力捲りで大槻寛徳とのワンツーを決めた。3月は大垣GⅢで決勝に進むなど調子を上げていたが、その後にマイコプラズマ気管支炎を患った。
今回は約1カ月ぶりのレース。初戦はラインの先頭で仕掛けられずに5着だった。「自力は厳しいですね」と言っていたが、3日目は「後ろが大槻さんなので」と奮起し、中団を奪ってから自力発動の2角捲り。大槻に抜かれたものの2着に入り、昨年10月以来、半年ぶりに自力の決まり手をつけた。「呼吸などは徐々に良くなっていますね」と復調気配だ。
リスキーでも前々に攻めるのが持ち味。だが、「昨年はあっせんが止まったり、けがで休んだりが多かった。賞金が稼げず、今年のダービーには出られません。今年はしっかり走って、(次期級班の)S1をキープしたい」と安定した活躍を目指す。
武雄記念では7年前、GⅢ初決勝を経験。また当地ではA級完全VやFⅠ優勝もある。最終日、得意バンクでもうひと稼ぎしたい。
▼10R(阿部拓真) 再度、大槻の前で自力自在に奮闘。247BOX、14-147-147。
▼12R(嘉永泰斗) 太田が猛烈なカマシを放てば後ろをちぎってしまうかも。番手にハマって、4度目のGⅢ制覇。5-123-1234、5-4-7。
■武雄競輪 ニュース一覧
