【武雄競輪・GⅢ開設記念】最終日10R、寺崎浩平が豪快捲りでバンクレコード テオ・ボス超えの10秒6
武雄競輪の最終日10R、寺崎浩平(31)=福井117期・S1=がバンクレコードを更新した。2017年7月15日のテオ・ボス(オランダ)の記録を0.1秒上回る10秒6をマークした。
赤板1半でいったん、前を切った寺崎だが、北津留翼-山口敦也の鐘3半カマシで7番手。踏み上げ始めた終2角手前では、北津留とは10車身以上の差があったが猛追。4角で3番手に追い付くと、HS向かい風の中でも猛スピードを保って前を抜き去った。
レース後は「3日目の後にセッティングをいじって、いい感じがしていた。いいタイムが出た感じはありました。捲りは得意。自分の強みを生かせた」と手応えはあった。だが表情はそこまで明るくなく、「ラインで決めなきゃ付いてもらう意味がない。内容はあまり良くなかった」と反省も口にした。
「バンクレコードのタイはあったけど、更新は初めて。(レコードの賞金で)おいしいものを食べます」。次節は名古屋ダービー。「帰ってから1週間追い込みます」と、早くも次の戦いに視線を移していた。
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